森川さんと作る!萌RADIOプロジェクトwith森川智之のレディオベル第2期

「わたしの一票がストーリーを決める!?」 「わたしの考えたセリフを森川さんが演じてくれる!?」
そんな夢のプロジェクトがスタート!
あなたと『森川智之のレディオベル』が作るBLストーリーです。
参加をおまちしています!

スペシャル番外編 最終回

Story:水瀬結月 / Illustration:六芦かえで

18歳の誕生日は、奏にとって楽しみであり、同時に心臓がバクバクするくらい緊張する日でもあった。
なぜなら――和威の「予告」があったからだ。
『プレゼントに、俺をくれてやる』
あのセリフが耳から離れず、ひとりでニンマリしたり、赤くなって慌てたり、ぐるぐるしてしまって昨夜は一睡もできなかった。
そんな状態で緊張したまま和威の車に乗せられ、着いた先は――水族館。
春に弁当を持って遊びに来た場所だ。
夜間コースはデートスポットとして有名で、完全予約制の時間差スタートだという。
各館の入口に係員がいて、ルートを示した夜間パスをチェックしてくれるのだ。カップルによってルートが違うので、他の人と遭遇せずにいられるというシステムだった。
奏と和威は、イルカプールからのスタートだ。
「見て、かずにぃ! イルカが一列に並んで泳いでる。楽しそう〜」
緊張していたことも忘れ、奏は満面の笑顔で和威を見上げた。
和威も頬に笑みを浮かべ、イルカを眺める。
「あれは遊んでるんじゃなくて、ああやって寝てるんだぞ?」
「え? でも、泳いでるよ? しかもきれいに整列して」
「イルカは右脳と左脳を交互に眠らせるんだ。整列してるのは、外敵から身を守るための知恵だ。ここのプールは十分な広さがあるから、野生と同じ状態で寝られるんだろう」
「へえぇー!」
感心して、奏は水槽にペタリとくっついた。
ゆったりと泳ぐイルカの列を夢中で見つめ……ふと気づくと、水槽のガラスに和威が映っている。ガラスの中で、視線が合った。和威はイルカではなく、イルカを見つめる奏を見ていた。
ドキンと胸が高鳴り、緊張が舞い戻ってくる。

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    連載

    小説:水瀬結月/ イラスト:六芦かえで

    • 水瀬結月(みなせゆづき)先生プロフィール
    • 10月23日生まれ。A型。
      ビーボーイノベルズ「花嫁に100万ドルの愛を告ぐ」(画/椎名咲月先生)、「身代わり花嫁の嘘と恋」 (画/桜城やや先生)、ビーボーイスラッシュノベルズ「求婚の罠」(画/カワイチハル先生)が絶賛発売中。
      最新刊の「求婚の罠」は独占欲と淫蕩な罠がいっぱい!
      主人公の凪沙は、出張先の南の島で、ライバルの了に押し倒される。
      実は、凪沙と了は昔、秘密の結婚式を挙げたことがあって…!?
      要チェックです☆
    • 六芦かえで(りくろかえで)先生プロフィール
    • 水上ルイ著「天使は傲慢に支配する」 シリーズ、玉木ゆら著「月にむらくも」シリーズ(ともにリブレ出版刊)など、多数の作品のイラストレーターとして活躍中。

    ©Yuduki Minase・Kaede Rikuro Libre Publishing 2009
    ©2009 ETT All Rights Reserved.
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    ※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件等とは、いっさい関係ありません。