BLコンシェルジュがあなたに贈る♪楽しい腐女子生活 萌コラム[ぼくらのBL。〜男だってBLを読むのだ〜]by“腐男子”吉本たいまつ withBLコンシェルジュライター

世はBL戦国時代、いまや男性もボーイズラブを読む時代。妻も娘も愛してる!でもBLだって愛してる!
「一日一やおい」を掲げる剛の者、“腐男子”吉本たいまつ腐女子カフェに参上!

10.08.12

暑い夏は…野球です!
  • 暑いときこそ野球です
  • 甲子園の熱戦を!
  • プロ野球はオトナの世界
  • 大学野球も見逃せません
  • 高校時代が終わるとき
  • 野球はラブの世界です

〜暑いときこそ野球です〜

夏の風物詩にはいろいろありますが、
野球も忘れられませんね。
夏は高校野球が
盛り上がるじゃないですか。
最近はピッチャーを落ち着かせるために、
チューするキャッチャーもいたって
いうじゃないですか!
プロ野球も含めて、野球は、
リアルBLの世界に違いありません!

〜甲子園の熱戦を!〜

まずは、高校野球を扱った
作品を見てみましょう。
緋色れーいち先生の
『パーフェクト×××』
です。

剣士郎は、ピッチャーとして、
プロよりすごい実力を持っています。
ですが、大好きなキャッチャー、
絢斗(あやと)のためにしか投げません。
しかも絢斗のカラダを狙っています!
県大会の決勝で
「完全試合を達成したらヤらせてあげる」
と、約束する絢斗ですが、
剣士郎は簡単にやってのけてしまいます!

↑絢斗(下)を抱きしめる剣士郎(上)。
マウンドの上ですごいこと言ってます!

そして、勢いに乗って
甲子園も勝ち進んでいきますが、
強敵(やっぱりホモ)
目の前に立ちふさがります!

こ、これはスゴイ設定です!
高校球児が見たら、倒れちゃうかも?
ですが、そこはBL。
かっこいい剣士郎の姿に、
絢斗はすっかりメロメロです。
絢斗は完全に剣士郎の
「エサ」
になっているんですが、
ラブがあるから問題ないんです!

↑絢斗、すっかり剣士郎にオチてます!

©緋色れーいち/海王

そして、野球部は敵も味方もホモばっかり。
やっぱりBLはこうでなくっちゃ!

〜プロ野球はオトナの世界〜

夏はプロ野球も熱いシーズン。
もちろんプロを扱った作品もありますよ!
麻々原絵里依先生の
『野球天国』
です。

緒方はチームの人気者で主力打者。
ですが、新人ピッチャーの宇野だけは
妙によそよそしい態度です。
それは緒方のことが好きだから。
緒方に気持ちがバレた途端、
宇野は熱烈に、緒方にアタックします。
「完全試合を達成したら受け入れる」
緒方は条件をつけるのですが…。

プロ野球は戦いの世界。
野球でのライバルも多いですが、
恋のライバルも多いんです。
緒方を狙う他チームの選手が現れて、
宇野はやきもきしまくりです!

↑緒方(一番下)を飲みに誘う別チームの先輩。
…別の意味でも誘ってます!

一方、緒方も「完全試合」という
ハードルを出してみたものの、
ハードルが高すぎて、宇野はなかなか
手を出せなくなっちゃいます。
緒方もまた、やきもき
です。

↑宇野(右)と緒方(左)。
心の中ではすっかりオチてる緒方ですが…

©麻々原絵里依/徳間書店

プロの世界は大人の世界。
じれったい恋
になっちゃうんです!

〜大学野球も見逃せません〜

野球といえば、大学野球も熱いです。
山本小鉄子先生の
『チュチュンがチュン』

を見てみましょう。

大学新入生の大鷹(愛称・タカ)は、
野球部に入るため、
田舎の大学へ進学します。
駅に待っていたのは、
ちっちゃくてかわいい
雀先輩(愛称・チュン)。

しかも部長だというのです。

↑チュン先輩(上)とタカ。
上目づかい…上目づかいですよ!!

事前の話とは、野球する環境も違いましたし、
部長のチュンは頼りなさそう…。
辞めようかと思うタカですが、
チュンにキスされ、
写真を撮られて
しまいます!

↑積極的なのはチュン先輩。
天然小悪魔…おそろしい子!

チュンと付き合っていることになった
タカの運命は…?

うおー、チュン先輩、天然小悪魔すぎ!
自分がかわいいという自覚がないため、
気軽にチューとかしちゃいます。
タカはドキドキですよ!
でも、チュンはマジでかわいいんですよ。
大学生で、しかもキャプテンなのに!
そのためチュンは
ガチで狙われています!

狙っている中にはプロの選手も…?

↑男たちの視線に気づかないチュン先輩。
明らかに…狙われてます!

©山本小鉄子/大洋図書

そうした中、タカも本気で
チュンを好きになっていきます。
いやー、かわいい男の子は危険です!
周りの男が
みんなメロメロになっちゃいますから!

〜高校時代が終わるとき〜

さらに、野球もののいいところは、
勝ってうれしい作品があるだけじゃなく、
野球を通じて人生を描く作品が
あるところです。
京山あつき先生の
『枯れない花』
を見てみましょう。

高校生の引田(ひきた)は、
ぎょろっとした目が印象的な野球部員。
打撃がうまい先輩の今井に口説かれ、
こっそり付き合っています。
卒業する今井は、大学でも
野球を続けることになっています。
一方、身体が小さい引田は、
試合に出る機会さえありません。
引田は今井とのラブに
身も心もおぼれていきますが、
野球選手としては、今井と
離れていく一方
です。
レギュラーになろうと
死ぬ気でがんばるんですが…。

↑夜になっても素振りを続ける引田。
努力はしますが…報われません

そんな時、引田は
クラスの女の子から告られ、
自分の存在ってなんなんだろう、と
悩んでしまいます。

↑かわいくもない自分が
愛されていいのかと、引田は悩みます

こ、これはせつない!
引田はがんばっても結果を残せませんし、
BLにありがちな、奇跡も起こりません。

引田の人生は、挫折だらけです。
ですが今井とのラブは本物ですし、
野球で鍛えた根性があります。
引田は挫折しても、
ラブも人生もがんばる
んです。

↑引田をはげます今井(下)。
華やかに咲く花だけが、花ではありません

©京山あつき/大洋図書

そのいじましい姿に、
じーんと来る作品なんです!

〜野球はラブの世界です〜

やっぱり野球はいいですねー。
根性、ライバル、憧れ、嫉妬、駆け引き。
BLでの萌え要素がバッチリそろってます!

しかも、野球は男の世界。
ここで見てきたようなボーイズなラブ
たくさん起こっているに
違いありません!


さて、皆さんに楽しんでいただいた
「ぼくらのBL。」は、
今回でおしまいとなります。

次回からは、
「女子禁制!? 腐男子ネットワーク」
始まります!
最近増えている、BLを楽しむ男性
=「腐男子」。
彼らの本当の姿を、こっそり見てみたく
ありませんか?
どうぞご期待下さい!

吉本たいまつ
(よしもと・たいまつ)
ブログ「一日一やおい」運営。「ぱふ」 コミックスレビュー執筆、ユリイカ臨時増刊「腐女子マンガ大系」 「BLスタディーズ」 に寄稿。専門はおたく文化史研究で、現在おたく文化の成立と成長を調べた単行本を執筆中。
セクシュアリティは今のところヘテロ。
妻あり、娘あり。


『おたくの起源』
(NTT出版ライブラリーレゾナント)

「腐女子マンガ大系」

ユリイカ2007年6月
臨時増刊号
「腐女子マンガ大系」

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